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 第5回検討会 (2003年2月2日 場所:扇芳閣)

 2月2日に行われた5回目の扇芳閣プロジェクト会議は、午後1時から観光設計が作成された詳細な平面図を見ながらの検討会議。扇芳閣から1名、センターから6名が参加し、進められました。

 今回は、詳細な平面図を見ながら風呂場、脱衣室、トイレの手すりの取り付け位置などを考えました。

  中でも、お風呂場が和風の露天風呂になったので、シャワーを付けるか否かと、トイレの左側にも手すりが付いていると使い易くなるのではなど、またも熱い会議になりました。


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<出席者>
・ 野原明浩(バリアフリーツアーセンター)
・ 野口あゆみ(バリアフリーツアーセンター事務局長)
  ・ 野口幸一(バリアフリーツアーセンター副理事長)
・ 橋本隆夫(バリアフリーツアーセンター)
・ 玉川敬子(バリアフリーツアーセンター)
・ 野間史郎(バリアフリーツアーセンター)
・ 谷口 徹 専務(扇芳閣)

<2月2日に出た意見>
● 扇芳閣   ○ 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
 
 観光建設から蛇口はシングルレバーでよろしいですか。
○ 橋本さん(視覚障害者)の意見ではどちらかにひねって出せば、熱いか冷たいかが分かるので、問題ないのでは。
 
 湯船を洋風だと露天風呂には合わないので、陶器風呂で湯船の中断に半身浴の出来る分部が有る手すり付き浴槽ではどうでしょうか。
○ 陶器風呂の方が露天風呂に合っているし、手すりがあればつかまりながら入っていることも出来るし、中断があれば安心して入れるのでいいと思います。
 
 浴室にシャワーの無い方が良いように思うのですがどうでしょうか。
○ 収縮の出来るシャワーホースなら目立たないので良いのでは
○ 車椅子の方には、浴室にシャワーがあれば少ない移動で湯船に入ることも出来るし、浴槽をシャワーで流すことも出来るので有るとありがたい。
 
 トイレに入って左側の壁にも手すりが有った方が良いのでしょうか。
○ 高齢者の方には、通路壁面に手すりがあれば、手すりを捕まりながら便器までいけるので良いのでは。
 
○ トイレの左側に跳ね上げ式の手すりが有ると、障害者の方には使い易いし、健常者の方が利用する場合は跳ね上げておけば邪魔にならないのでは。
 跳ね上げ式の手すりの件は、設計士の先生に連絡を取り説明させてもらいます。
 
 液晶テレビを図面の取り付け位置より、チェストの上に置いた方が小上がりとベッドからも見易くなるので良いのでは。
 液晶テレビをチェストの上に置いた場合、今考えている15インチテレビにすると見難くなり、大きい液晶テレビに変えないといけないので考えさせて下さい。
 
○ 入口の引き戸のドアだと開け閉めは楽になるけど、他の部屋との感じが変わってしまうので今までのドアでいいと思います。
 ドアの件も、設計士の先生に連絡を取り説明させてもらいます。
 
<扇芳閣プロジェクトに参加して>

観光設計から出来上がってきた詳細な図面を見て、段々現実に近いものに書かれていて驚きました。お風呂場も和風の湯船になっていたり脱衣場のスロープが無くなりフラットになっていたり、脱衣室のタオル掛けが手すりと 兼用にされていたり物凄く考えられていました。次回の会議には立体的な図面が出来上がってくるので、また楽しみです。
(伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 野原)



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