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合歓の郷 調査員詳細レポート

しんちゃん 車椅子/男/41歳 障害:脊髄損傷・胸椎10・11番 職業:観光旅行業
プロフィール:平成2年、林業の仕事中の事故で脊髄損傷に。趣味の釣りは車椅子になってからも健在。海釣り歴25年のベテランフィッシャーマンは主に伊勢志摩、紀州の堤防や船着場に足を運ぶ。釣れるポイントはしんちゃんにおまかせ。車椅子テニスも7年続ける。
調査日:2002−7−23
レポート:ゲートを潜り、合歓の郷内の駐車場に入りましたが、障害者用の駐車場なかったため、比較的広い場所に車を停めた。館内に入るのに4センチの段が入口にあった。中に入って右手にフロントがありますが、車椅子用のカウンターがないのでお食事予約コーナーの低いテーブルでチェックインをすませることができました。
 館内の移動に関してはそれほど問題はありませんでした。
 ホテル合歓の客室には洋室であるユニバーサルルームは一室で後は和室だった。洋風ヴィラは全て洋室になっていたし、ワンちゃんと一緒に泊れる部屋も用意されていた、ペットを飼っている家族にはお勧めのホテルですが、車椅子の方にはトイレが狭いので、少し使いにくいです。
 ユニバーサルルームは車椅子で動くのには充分な広さがありましたが、障害者用トイレは車椅子が回転できない大きさだったので、車椅子を便器前に横向きに置くと足の置き場に困りました。お風呂は車椅子で入れないので、洗面場で車椅子から下りてずって入ることが出来ましたが、フロントでバスタオルを5枚位借りるとお尻を気にせずに入れます。
  大浴場も工夫次第で入ることが出来ると思いました。
 食事は、夕食、朝食ともバイキングでしたが、車椅子で入って行ってもスタッフの誘導はなく、バイキングなので品物をとりましょうか?の声かけもなかったように思います。ソフト面、あともう少しといったところかな?
 遊歩道は傾斜のキツイ所が多いので、降りて行くのは勇気が要るけど、車椅子で行ける人は結構楽しめる、上がって来るには介助がないと自力で上がるには無理な所も有りました。
しょうぶ池散策は、自然を楽しむのであれば、タガメ、メダカ、カニ、昆虫採集等が楽しめるので子供連れの家族にはお勧めする所です。


TERA 障害なし/男
調査日:2002−7−23
レポート:合歓の郷は夏休みに入って子供たちでいっぱいだった。子供たちに自然に親しんでもらおうといろいろなイベントが組んであってなるほどと感じた。今回の調査で通常のホテル内設備のチェックのほかに屋外の自然を生かしたハイキングコース、欧米のリゾートを意識したヴィラを見た。それぞれバリアフリーを意識したものが見えた。ヴィラについて開放感あふれるつくりがとてもうれしく、トイレを何とかクリアーできれば楽しめるのではないかと思う。ハイキングコースについては全員一
致で不可能です。の結論に達した。坂が急であり中には通路がとても狭くスロープをただ作っただけの感じがした。しかしそれさえクリアーできればハイキングコースとしてはとてもすばらしい。
 
  館内設備に関しては従業員用エレベーターを臨時借用をして温泉、食堂へ行くことができ、まずまず健常者と同じ施設を使うことができると思う。通常の観光施設と違って横に広く距離を考えなければ結構楽しめるのではないかと思
う。


西村 障害なし/男
調査日:2002−7−23
レポート:ユニバーサルルームをリフォームして作られており、また部屋の位置もエレベーターから一番近く便利である。

 大浴場は、10cm位の段差はあるが、手すりが付いており、子供や高齢者にとっても安全に入浴出来るようになっている。お湯自体も良い。

 園内を循環する無料バスがあり、気軽に利用する事ができ、大変楽である。ノンステップバスではないのが残念だ。

 ロビー(エントランス)で、エントランス右手にあるソファーは到着後すぐに、くつろげるので良い。宿泊客でなくとも、気軽に施設利用が出来るラフな雰囲気がある。


野崎 障害なし/女
調査日:2002−7−23
レポート:「合歓の郷」は、自然は多くて、施設は綺麗でした。「バリアフリールーム」は、あっても一歩部屋を出ると、起伏のはげしい地形からか、バリアフリーには遠く、遊歩道も、足で歩くのもやっとで、車椅子では、とても無理でした。

 玄関は少し段差があるけれども、特に問題はなさそうでした。エレベーターは奥行きも横幅も車椅子1台分ぎりぎりの乗れる広さでした。身障者用トイレは1階フロントの奥左にある。場所的にどこにあるのかわかりづらかったが、トイレの使い勝手事態は問題なかった。

 バリアフリールームのトイレの使用は大丈夫そうでしたが、お風呂場入口の段差は問題ありだと思います。防災上、下層階のため、窓からの景色もあまりよくなかったのが残念です。一般客室は和室のため、どうしても車椅子の方は遠慮しがちになってしまうが、ある程度歩行が可能な人なら、使用できそうだ。聴覚障害なら問題なさそうだ。

 
 ホテル合歓地下の和食レストランへいくには、社員用エレベーターを使わなくてはならないが、テーブルは車椅子が十分に入るスペースがある。


 大浴場「潮騒の湯」は別の建物になり、移動にも時間がかかるし、浴室に入る所に段差もあり困難。また、身障者用トイレもなかった。

 建物の造りが古いため難点もあるが、ホテル側に事前に連絡しておく事で、きちんと対応してくれるそうだ。ホテルのスタッフはとても丁寧な対応で、親しみやすい印象を受けた。

 今回の調査で、やはり建物をいくらバリアフリー化しても、町全体をバリアフリー化しなくては、本当の意味で、バリアフリーとは言えないと実感しました。私の母も、人工透析をしており、身体障害者です。
母が、透析の心配もなく旅行に行ければと、考えさせられました。
障害が無いのが、一番良いのかも知れませんが、障害があるから見える事もあると思います。
いろいろな障害の型はあるけれど、それぞれに合わせた支援がすぐ受けられるような社会態勢を目指して欲しいと思います。

 


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