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大石屋 調査員詳細レポート

うつぼ 白杖/男/30歳 障害:視覚障害・先天性緑内障、白内障・弱視 職業:プログラマー・パソコン教師
プロフィール:生まれつき視覚に障害はあったもの、24歳まではバリバリ自転車を乗りこなしていた。白杖を二本使いこなし、大きめの文字であれば読むことは可能。小姑性格がかわれ、ヘッドハンティングで専門委員に。三重県のバリアフリーアドバイザーを受講し、現在伊勢志摩と鈴鹿・伊賀でもバリフリ活動中。

調査日:2002−3−18
レポート:大石屋の入り口を入ると手際よく車椅子のタイヤと白杖の先を拭いてくれた。上がり口・通路は約1間の幅しかなく、ふざけていると落ちてしまいそうだ。さすが和風旅館だけあって床は畳と板の間。畳の上を車椅子でも走れるというのはありがたい。奥の建物に続く長いスロープ(木鶏の間(もっけいのま)の部分は平坦になっている)が自走車椅子組でもしんどそうだった。まぁ上りはフロント側からだから、誰かいるだろう。

 トイレは、1階女子トイレの片方を除き、全て洋式で温水洗浄便座付き。和式を好む友達には辛いかも知れない。しかし驚いたのは、人が来ると自動的にふたが開くこと。

 お風呂は日によって男女を入れ替えるタイプ。片方はなんと露天風呂付き。露天風呂は浴槽の高さが高いので、手すりはある物の、足の挙がらない人には辛いかも知れない。床材は、屋内は滑りにくそうな石、露天は木。水がぬるぬるしないので滑りにくいと思う。(実際に入っていないので何とも言えない。)事前に調べておかないと、夜の露天風呂が楽しめない。

 貸し切り風呂も2つあり、早い者勝ち。通路の奥にある白いのれんをくぐるといきなり下りの階段があるのは要注意。2回ほど落ちそうになった。風呂上がりに冷たいジュースでも欲しいところだが、休憩所はあるものの飲み物はなかったので、自動販売機でもあると嬉しいのにな。

 部屋は5種類を見学。バリアフリールーム(?)は、廊下と部屋の段差がなかった。廊下も畳敷きなので、ドアが開いているとどこから部屋かわからなかった。視覚障害者にとって旅館の部屋は識別しにくいところが多い。介助のいない視覚障害者には不向きかも知れない。部屋はオーシャンビューの部屋と山が見える部屋がある。5階に禁煙ルームがあるのは非常に嬉しい。最近「におい」に敏感なお客が多いと言うこともあり、盲導犬が×なのは残念だが、ある程度やむを得ない。



T 車椅子/男/27歳 障害:脊椎損傷
プロフィール:元大工。平成 の仕事中の事故で車椅子生活に。新庄似の男前に現在センターのトップモデル。真っ青なBbを乗りこなし、ツインバスケット(頚髄損傷バスケ)に精を出す。ここだけの話、若い頃よく立ちきゅう(酒屋に隣接した一杯飲み屋)に行ってたんだって。意外な一面だ。
調査日:2002−3−18
レポート:
19日に、大石屋に泊まりました。大石屋までは、車で行き、駐車場がわかからなかったので堤防沿いに車を止めておいたのですが社長が車を大石屋専用駐車場まで運んでくたので助かりました。

 事前に連絡をしておけば大石屋の前で車からおり、旅館の方が車を専用駐車場まで運んでくれるとのことでした。
(帰りには、又もとの場所に置いてくれてありました)

 そして玄関からスロープを使い旅館の中へ(スロープの角度は、5度だったと思いますが、5度ぐらいだと車椅子からベットなどへの乗り移りが出来れば上がれると思います)

 障害者用トイレですがトイレットペーパーの上に小物などが置けるスペースなどもあり、使いがってはよかったと思います。 でも宿泊部屋のトイレには、テスリが片方にしかないのが少し不便でした。(2002年9月13日に反対側の手すりも設置され、現在は左右両側可動式手すりがあります。)


 あと、ベットとベットの間が車椅子1台分しかなくベットに上がるのには、そのスペースしかないので車椅子の方どうしだと少し不便かもしれません。

 部屋には、小あがりと言うのがあり床から40センチ上がった所に畳がひいてあり、ざぶとんもおいてありとてもくつろげました。また、服をかける位置も低くしてあり十分とどきました。

 風呂は、大浴場に入りました。車椅子のまま中まで入れるのでそのまま入り湯船につかりました。手すりは、あるのですが位置が高いので少し使いづらかったですが、老人の方など少し湯船から上がるのに不安な方には、ありがたいでしょう。車椅子にひくタオルも言えば貸してもらえました。おふろマットもこれから先は、用意してくれるとおもいます。大浴場は、車椅子から床への移動が出来、また車椅子にもどれる方なら十分入れると思います。(2002年5月にお風呂マット用意してくれました)

 大石屋さんは、バリアフリーだから泊まるのじゃなく、大石屋だから泊まっていただくと言う気持ちがつたわってきました。


ピエール 車椅子/男/30歳 障害:脊髄損傷・胸椎11・17番、つたい歩き可 職業:地元職人
プロフィール:
平成3年に事故後、車椅子生活に。時々ホームパーティが行われ、思う存分元板前の腕を振るってごちそうしてくれる。スペイン友人も多く、言葉のバリアも解消?車椅子なのに大きな4駆車を乗りこなし、大きなタイヤ交換ができてしまえるのは、彼のンsの体重から?
調査日:2002−3−18
レポート:
はじめに大石屋の駐車場が分かりにくかったので少しとまどったが、玄関前で乗降でき、車は従業員さんが駐車場までとめてきてくれた。到着前に連絡すれば出迎えてくれるとのことでした。

 フロントで、チェックインするときの場所が1段上にあるので、大勢で行くと混み合った時危険なので注意が必要!記入時の机の高さはちょうど良い高さであった。普段靴を家の中で脱がない僕としては、脱がずに部屋の中まで入ってしまった。

 上体の良い人なら問題なく使えそうなスロープ・障害者用トイレであった。しかし、障害者用トイレの中にスリッパがあり、車椅子では入るとき邪魔になるので、横にずらしておいてくれるとありがたい。

 浴室の中にお風呂マットがあれば、車椅子から降りて体が洗えるので良いと思う。(2002年5月にお風呂マット用意してくれました)

 障害者ルームのベッドは、高さが上下するとのことで、上体が悪い人でも移動がスムーズに出来るため良いと思った。窓からの景色が見えないので残念でした。

 個人の旅館なので直接経営者が、一緒に廻ってくれたので、意見交換がしやすかった。従業員さん達もやさしかった。食事の時テーブルだったので食べやすかった。


しんちゃん 車椅子/男/41歳 障害:脊髄損傷・胸椎10・11番 職業:観光旅行業
プロフィール:平成2年、林業の仕事中の事故で脊髄損傷に。趣味の釣りは車椅子になってからも健在。海釣り歴25年のベテランフィッシャーマンは主に伊勢志摩、紀州の堤防や船着場に足を運ぶ。釣れるポイントはしんちゃんにおまかせ。車椅子テニスも7年続ける。
調査日:2002−3−18
レポート:大石屋は和風旅館で、入口を入ると約七度の障害者用スロープが設けられている(少し滑り易い感じがした)

 廊下が畳張りになっているので、スロープの上がり口で旅館の方が車椅子のタイヤを拭いて貰える。

 フロントはカウンターが車椅子の高さに合わせてありチェックイン、チェックアウトもやり易くなっている。けれども玄関スロープからフロントまでの廊下の幅が1m50cm程なので、車椅子の方は落ちないように注意をしないといけない。

 旧館から新館へはスロープになっているし、廊下はすべて畳敷きになっているので、履物なしで歩くことが出来る。ただスロープや廊下は注意しないと滑り易いので転ぶ可能性がある。

 客室は、和室部屋と禁煙室、そしてバリアフリールームが1室有る。バリアフリールームのベッドは電動式になっていて起き上がるのが大変な方にはとても有難い。ベッドの高さも変えることが出来る。ただこの部屋は中庭に面しているので、外の景色を眺めることが出来ないのが残念だが、小上がりが有り、車椅子から降りて寛ぐ事ができました。

 


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