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■【鳥羽市】鳥羽水族館
最終更新日:2023年8月
鳥羽水族館
エントランスホールの大水槽
日本で唯一、鳥羽水族館だけで飼育されているジュゴンや、仲良しラッコの「メイ」と「キラ」をはじめ、約1200種類もの生きものに会える、飼育種類数日本一の巨大水族館!愛称は「とばすい」。
館内にはA〜Lまで12のゾーンがあるが、順路はなく、自由に見て回ることができる。低い位置からガラスになっている水槽が多く、車いすの方はもちろん、子どもにも見やすい。
広い館内ではあっという間に時間が経ってしまうので、時間にじゅうぶん余裕を持って、遊びに行こう!
車いす使用者用駐車場 |
○ |
車いす対応トイレ |
○(4ヶ所) |
貸出し車いす |
○ |
補助犬 |
○ |
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鳥羽水族館のあるきかた
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平面駐車場は屋根付きで、雨の日でもほとんど濡れずに水族館入口まで行ける。
駐車場入口にはスタッフが常駐しているので、車いすの方は申し出よう。
平面駐車場には、障害者用駐車場が4台分ある。入庫の際に声を掛ければ、誘導してもらえる。
一部、屋根がない区画もあるので、雨の日は注意。
道路をはさんで向かい側にある、水族館専用立体駐車場。
障害者用駐車場は、出口ゲート近くの外部に2台分あり。
チケット売り場は1階。ここから階段、エスカレーターで2階出入口へ向かうか、エレベーターを利用する。
エレベーターは、チケット売り場に向かって左側(道路側・写真左奥)にある。
入館用エレベーターへの入口。常時開放されている。
入館用エレベーターは2台ある。向かって右側が車いす対応エレベーター。ただし、内部は左側の方が広い。
右側、車いす対応エレベーター内部。入口幅80センチ、かご横幅145センチ、奥行き135センチ。鏡・車いす用操作盤・開延長ボタンあり。
左側のエレベーターは、入口幅78センチ、かご横幅160センチ、奥行き150センチ。
貸出し車いすは、入館用エレベーターの前やエントランスホールに用意されていて、自由に利用できる。
入館用エレベーターで3階へ。
エレベーターを出ると、巨大な水槽と、空を泳ぐクジラが目に飛び込んでくる。傾斜約6度(勾配1/10)のスロープを下って、2階エントランスホールに到着。
入館用スロープをエントランスホール側から見上げたところ。
スロープ上部にレストラン「花さんご」がある。
階段もしくはエスカレーターで上がった先の、2階一般出入口。
入館後に階段が10段ほどあるので、足が不自由な方やベビーカーの方は入館用エレベーターを利用しよう。
貸出し用のベビーカー・シルバーカーはエントランスホールの一角に用意されていて、自由に利用できる。
入館後に車いすが必要になった場合もこちらで借りられる。
エントランスホールにある、館内最大の水槽。サンゴ礁の海をイメージしていて、カラフルな魚たちやウミガメを、目の前で観察できる。
アシカショーの行われるAコーナー「パフォーマンススタジアム」。
車いす用の観覧席あり。
上るとアシカショー観覧席や海獣の王国の上部、下るとマリンギャラリーや海獣の王国の水槽へ行くスロープ。傾斜約6度(勾配1/10)。
Bコーナー「海獣の王国」は2018年リニューアル。プールを横切る透明チューブが設置され、中を歩きながら観察できる。
チューブの中に入ると、アシカやトドが泳いだり寝転んだり飛び込んだり、と大接近!
海獣の王国での「お食事タイム」は、チューブの中・館内・3階デッキといろいろな場所から見学できる。
スロープを下った地下1階は、海獣の王国の水槽下部となっている。目の前を横切っていく海獣の大きさと速さにびっくり!
Cコーナー「古代の海」ゾーンの床下には、化石の展示が!
Fコーナー「ジャングルワールド」の一角では、カピバラに会える。運が良ければ、お食事タイムに居合わせることができるかも?
水槽は、足元までガラス張りになっているものが多い。視線の低い子どもや車いすの方にも見やすく、迫力満点!
ほとんどの水槽前へスロープが整備されている。ただし、後から工事しているため、傾斜は5.5度(1/10.5)〜8度(1/7)と、全般的にやや急。ベビーカーの利用も多いので気を付けて。
館内の通路には扉が何か所かあるが、開きドアの横に自動ドアも設置されているので、車いすやベビーカーの方にもとても便利。
日本で唯一飼育されているジュゴンの「セレナ」に会うには、Hコーナー「人魚の海」へ。
仲良しラッコ「メイ」と「キラ」はIコーナー「極地の海」にいる。大人気なのでいつも観客が多いが、水槽のすぐ前だけでなく後ろの高い位置からでも見ることができる。
ラッコのお食事タイムは1日3回。貝やイカをお腹に乗せて食べるようすはもちろん、飼育員さんとスキンシップする可愛い姿も必見!
ただし、土日祝など混雑時は立ち止まり禁止となる場合があるので、スタッフの指示に従って。
Gコーナー「奇跡の森」は、2015年にオープンした。スロープを上がって向かう。傾斜は6.4度(1/9)、曲がった先は8度(1/7)とやや急。
「奇跡の森」は、漁(すなど)るネコ「スナドリネコ」や、両生類・は虫類など水辺に暮らす生きものたちのコーナー。
「奇跡の森」からの出口は吊り橋になっているので、車いすやベビーカーの方は、入口側のスロープまで戻って出よう。
Lコーナー「水の回廊」で行われる「セイウチふれあいタイム」の座席はベンチ式。車いす優先スペースも設けられている。
「セイウチふれあいタイム」は大人気のイベントなので混雑することが多い。早めに会場へ行くのがおすすめ。
Lコーナーにあるタッチプールでは、タコやエイ、アナゴなどに触れる。
視覚障害の方にもおすすめ。
2013年にオープンした「へんな生きもの研究所」。水槽の中の「へんな生きもの」たちに付けられた説明文がとても面白いので必見!
エントランスホールにあるレストラン「花さんご」。
正面入口へは階段があるが、車いすの場合は、入館用スロープ上部にある別の入口から入れる。
2階、売店「プラザショップ」。2階のメインストリート端にある、大きなショップ。
カフェテリアタイプのレストラン「ベイサイド」。2階のメインストリート端にある。
「ベイサイド」は約100席。海の見える席もある。テーブル下高さ67センチ。
セルフサービスだが、自分で取れない場合は手伝っていただける。
2階Hコーナー、ジュゴン水槽前にある大型エレベーター。2階と3階とをつなぐ。
2階Hコーナー前エレベーター入口幅100センチ、かご横幅200センチ、奥行き260センチ。
手すり・鏡・車いす用操作盤・開延長ボタンあり。
2階Fコーナー前のエレベーター。3階Gコーナー「奇跡の森」入口や、中2階のトイレへ行ける。
入口幅80センチ。手すり・鏡・車いす用操作盤あり。
2階Hコーナー(ジュゴン)横のベビールーム。
ベビーシート・お湯の出る流し台の他、個室が3室ある。
ベビールームの個室はロールカーテンで仕切れるので、気兼ねなく授乳や休憩ができる。
2階Hコーナー(ジュゴン)前車いす対応トイレ。
館内でこのトイレのみ、ユニバーサルシートが設置されている。ベビーシートもあり。
ユニバーサルシートを開いたところ。
2階Aコーナー 車いす対応トイレ。
アシカショーの行われるパフォーマンススタジアム前のトイレ。ベビーシートあり。
Fコーナー下の中2階 車いす対応トイレ。Fコーナー前のエレベーターで中2階へ降りたところにある。
ベビーシートなし。L型手すりのたて位置が遠いので注意。
入館用エレベーターの中2階 車いす対応トイレ。
入館用エレベーターでしか行けない場所にあるが、入館直後や帰宅前の利用に便利。
ベビーシートあり。壁側の手すりはよこI型なので注意。
施設詳細
基本データ
住所 |
〒517-8517 鳥羽市鳥羽三丁目3-6 |
TEL・FAX |
TEL:0599-25-2555 FAX:0599-25-2587 |
公式サイト |
https://www.aquarium.co.jp(外部サイト・別ページが開きます) |
営業時間 |
9時〜17時(7月20日〜8月31日の間は、8時30分〜17時30分)
※入館は、閉館時間の1時間前まで |
休館日 |
なし |
料金
(2022年6月改正) |
大人2,800円 小中学生1,600円 幼児(3歳以上)800円
障害者割引:大人2,000円 小中学生1,200円 幼児(3歳以上)600円
本人および介助者1名を割引。障害者手帳・療育手帳提示要。 |
アクセス |
JR・近鉄鳥羽駅より、徒歩約12分
近鉄中之郷駅より、徒歩約3分
(※中之郷駅は無人駅のため、車いすで乗降の場合は事前に鳥羽駅 TEL:0599-25-2126 へ連絡を。ホームへはスロープあり) |
駐車場 |
駐車台数:約500台
障害者専用駐車場:6台(平面駐車場4台・立体駐車場2台)
料金:乗用車1回800円(JR鳥羽駅前の水族館駐車場は1回500円) |
貸出し・サービス |
車いす、ベビーカー、シルバーカー |
車いす対応トイレ |
4ヶ所 |
ユニバーサルシート |
2階Hコーナー前の車いす対応トイレにあり |
オストメイト |
なし |
補助犬 |
OK(ただし、補助犬であることが見てわかる表示をすること) |
レストラン |
2ヶ所 |
おすすめポイント
メインストリートから各コーナーに自由に行くことができる、順路のない水族館。12あるゾーンには、上で紹介した他にも「コーラルリーフ・ダイビング」「ジャングルワールド」など特色を表すタイトルがついている。興味のある場所を好きなだけ楽しもう!
海獣の王国は、屋内からガラス越しの見学もできるほか、外に出て見学するスペースもある。混雑して見づらいときは、床をくりぬいたドームから顔を出すアザラシに注目。触れそうで可愛い。
「へんな生きもの研究所」は、小さなスペースながら、奇妙な生きものの水槽がところ狭しと並べられていて面白い。「ダイオウグソクムシ」にもここで会える。
通路各所にはベンチや丸窓があり、ひと休みできる。天気のいい日は、屋上のベイサイドストリートからの鳥羽湾の眺めが素晴らしい。2階廊下の窓は低い位置についていて、車いすの方や子どもの目線からも海がよく見える。
売店は館内に2ヶ所、エントランスホールの「メインショップ」とメインストリート端の「プラザショップ」。ぬいぐるみやお菓子、Tシャツに文房具とたくさんのお土産が揃う。品数が多くて目移りしてしまうので、買い物をする時間もスケジュールに組み込んでおこう。水のいきもののガチャガチャや、プリクラも見逃せない。
注意点
- 館内スロープは5.5度(1/10.5)〜8度(1/7)と、全体的にやや急で長い。車いす使用者で握力のない人や女性は、介助してくれる同行者同伴がおすすめ。
- スロープは、車いすどうしがすれ違える幅はないものが多い。ベビーカーの利用も多いので、譲りあって。
- 薄暗くしてある場所もあるので、足元に注意しよう。
MAP
「鳥羽水族館」を中心にして拡大表示するにはこちら(別ページが開きます)
調査員レポート
調査員NA(障害なし) 調査日:2019年3月
セイウチショーには、きちんと車いすスペースを設けてくれてあり、スタッフも誘導してくれます。車いす席はセイウチたちの入退場ゲート付近なので、間近でセイウチを感じられます。ショー後にはふれあいがあるので、勇気があれば、近寄ってみよう。
順路がない水族館だけに、自分の場所を確認しながら回らないと、後から、あのゾーン行きそびれた!ということになりかねない。くまなく回るには、計画的に!
場所によっては、薄暗いところや、水槽前がゆるやかな傾斜なところもあるので、足元には充分気を付けてください。

上記のバリアフリー情報は、すべて伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが実際に現地調査を行い、蓄積してきたものです。
バリアフリー情報についてのご質問は、どうぞお気軽に伊勢志摩バリアフリーツアーセンターへ メール、またはお電話 0599-21-0550 ください。
(バリアフリー情報以外の営業内容については、各施設へ直接お問い合わせください。)
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